No.
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表紙写真
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表紙の言葉
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そのこころは……
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表紙写真
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創刊準備号として、多くのカヤッカーに参加して欲しいという思いから。海外長期遠征も近所のツーリングも同意義のものという意味も込めて。写真は加藤氏のストックから能登半島。
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創刊号は、これから漕ぐぞ!というイメージを写真とダブらせた。写真は巻頭特集で房総の鵜原海岸から漕ぎ出す、山本勉(ソルティーズ)と野川哲也。
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海藻拾いのおばさんがカヤックをさして言った言葉をもらった。写真はちょっと漕いで寄った房総・大房岬の磯場。そんな散歩もいいかなという提案。
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瀬戸内横断隊の写真にダブらせて、旅を進んで行くイメージ。この頃、「愛のゆく方へ……」とかいう歌詞がラジオからよく流れていた。写真は野田知佑氏や内田正洋氏の旅に同行するカメラマンの中村さんのもの。
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琵琶湖・海津大崎の桜並木を漕ぐ。無事二年目を迎え、「サクラサク」という祝電と湖面に浮かんだ無数の花びらとカヤックをイメージ。写真は撃沈王高橋。
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ドアーズの「the end」の一節を思い出しつつ、スコールが待ち遠しいほど熱くなって遊ぶイメージ。シットオンでのツーリングは遊び心を刺激される。写真はkayak誌公認テストコースの神子元島。左から山本勉、野川哲也、柴田丈広(アルガフォレスト)。
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カヤックに乗る者は皆、旅に出たいと思うもの。その欲求を表してみた言葉。写真は特集で男鹿半島を漕いだときに姉ケ崎でとったもの。手前は小林禎子さん。
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冬にサーフで揉まれると冷たい海水に頭がキーンと凍るようにスッキリする。ポジティブに冬を楽しむカヤッカーへのメッセージ。写真はタケイちゃん。房総・太東。
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春は、まだ冷たい海水と南からの暖かく湿った空気がぶつかって霧が出やすいシーズン。また、春の霞は気候が緩んだ証拠。漕いでいればやがて晴れてくるさ。写真は鳴門付近でのホライズンのショートツアー。
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油谷でのシーカヤックアカデミーのあと、プロ仲間がロックガーデンで遊んだ時のワンショット。写っているのは村田泰裕(西伊豆コースタルカヤックス)。技術と判断力さえあれば、こうした場所は格好の遊び場だ。カヤックで何よりも大切なのは、己を知り、敵を知るということ。
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レインドッグのアイルランドツアーのひとコマ。天国のような島で風もおとなしくなり、晴れ間がさしてきたときの気持ち。旅の中では、こうして天気に感謝したくなるときがある。
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真冬の寒風の中、雲ひとつない空のもと、逆光をついて漕いで行く。太陽に向かって漕ぐときは、眩しくて前が見えづらいけど、心は晴れ晴れしい。尾鷲湾。
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房総での「実験」の為、波の中に漕ぎ出すウルフ名倉(パドリングウルフ)。「鞍上人なく鞍下に馬なし」という人馬一体を表す言葉をもじって、カヤックとパドラーが一体になった理想の状態をあらわした。
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レインドッグのツアーで行った隠岐・島後での写真。一年中遊ぶカヤッカーも、特に夏には旅への欲求がとどまることを知らない。
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知床エクスペディションのひとコマから。右は辻井隆行氏(パタゴニア)。今日漕いで、明日も明後日も漕いでいける。それが旅の中での楽しさ。そんな風にふたりが話しているのかな……と。
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特集は東紀州のツーリング。もちろん司馬遼太郎氏の「街道をゆく」をもじったもの。世界遺産登録から盛り上がる陸の道「熊野古道」に対して東紀州の海の道をとらえたもの。写真は同じ東紀州の初日の出。
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うねりの残る東伊豆を漕ぐキング大久保ほか。海に囲まれた日本はカヤッカーが遊ぶのに事欠かないほどフィールドに恵まれている。
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綿密な計画にのっとった旅もあるが、気分次第で進む旅もまたいい。不確かな未来への不安と自由さの裏腹でもある。「あしたのジョー」の主題歌がちらり。写真は四人乗りカヤック「コンコルド」で旅をしたときのもの。森田渉(小山ハウス)と柴田丈広の他、後ろに小さくウルフ名倉も写っているので探してみて欲しい。
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カヤックの旅はちょっとした冒険心に基づいているはず。そんな気持ちも思い募れば歪み煩わしくなることがある。いっそ思いきって旅に出よう。出ればわかるさ! 写真は隠岐・島前を一周するレインドッグのツアーでのひとコマ。
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レポートをしてくれた辻井隆行氏(パタゴニア)の写真からセレクト。氷に埋め尽くされる海とやがてくる春をイメージして。「東風(こち・春の風)が吹けば、艇氷に上る(ひにのぼる)」。「魚氷に上る(水も温み魚も氷の上に出てくるという意味の季語)」をもじったもの。難解過ぎ?
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琵琶湖の取材で訪れた近江八幡の八幡堀の桜と柳の下で。波やうねりのよせるいきいきとした大海原を漕ぐのは楽しいけれど、たまにはこうした内水面や都市裏なんかもおもしろい。春風が吹いたら、新緑の芳ばしい外に出て遊ぼう。
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夏の佐渡、梅雨明け宣言もまだ出ていないけれど、概ねいい天気。綺麗な海水を船の下にたたえて浮かぶのはとても気持ちがいい。若山牧水が初夏の三浦半島で詠んだいくつかの歌を思い出した。「青葉の岬、ながきなぎさを打ちぬらし雨の走ればゆるるわが汽船(ふね)」、「雲晴るれば海はにはかに紺碧の浪立ちわたり揺るるわがふね」。
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三陸ツーリングのひとコマから。夏も終わり、だんだんと秋の気配が深まっていくなかで、冷たい空気の流れを感じながら、少し大きいうねりの上を漕いでいきます。旅らしい、というか旅が似合う季節となりました。今回は漢詩をイメージして、「旅を行く小さな船があるよ」と、いう感じで。僕はこの表紙が一番気に入っています。
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「暮れなずむ空。待ちわびた月。」
1日たっぷり遊んで日が暮れるまでいられる見知った穏やかな海域。目一杯遊べるのも地元ガイドがいるから。
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三河湾で1日漕いで遊んだ。浜に戻るころには、風もおさまり凪いだ海面はまるで鏡のように。そして陽が西に沈むと、あたりは赤く染まり、ほどなく月が顔を出しました。
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「風光る海、空よりも青く。」
いやあ、気持ちよかった。漕いで、釣りして、キャンプして。限られた海域を今日は東、明日は西と気侭にキャンプ暮らし。これもまたカヤックの楽しさ。
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今年も慶良間でキャンプツーリング。雲が吹き飛ぶと、力強い太陽の光が海面をすり抜け、鮮やかに海中を照らし出します。
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「ノー・ヒューマン、ノー・トライ」
外へ向かって漕ぎ出すカヤックは、自分の殻を打ち破り少しづつ可能性を広げていく挑戦でもある。元はもちろんボブ・マーレー。
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カヤックで海を旅するということは、ひとつの試みでもある。自然への、自分自身への。その、自分自身の望む方へバウを向けて進んでいけることこそが「自由」。それは必ずしも目的地をさすものではない。
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「スウィート・パドル・ミュージック」
上野さん(くまのエクスペリエンス)と2人で旅をするの初めてだった。屋久島も初めて。トローツキの滝の上にかかる橋に現地ガイド「KAZE」の今野くん。
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パドルがたてる心地よい水音。それが気持ちよくて、どんどん漕いでいくだけ。
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冬の冷たい風も一段落して、ふっと訪れた春を思わせる海。耳を凍えさせていた風の音もなくなり、聞こえるのはパドルがたてるしずくの音だけ。どことなく空気に芳ばしい香りがします。写真は「おさんぽカヤック」のひとコマ。
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「幸せスイッチ入りました。」
この組み合わせもあまり無いなと思ったけど、コンコルド(K-4)の前半分と同じだった。それを僕は後からしか見ていなかったんだな。
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今回の表紙は瀬戸内を一緒に漕いだナグラッチと柴田さん。そのナグラッチが最近よく口にする言葉をそのまま使いました。パドルが水面に反射して吹き出し見たいでしょ。カヤックを漕いで旅をしていると、「ああ、幸せだなあ」って思うときありますよね。
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「夏の到達点。」
カヤッカーにとって沖の離島は、端っこという「最果感」と山登りでいうてっぺんの「達成感」がある。そこを下りるときは楽園を去る寂しさと復路への「緊張感」がある。島を振り返る柴田、上野。
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柴田隊長の言葉「横断は脱出してはじめて完了する」に表されるように、離島への旅は、往路だけでなく、復路のことも考えなくてはならない。顧みる沖ノ島はひとつの到達点に過ぎないが、この夏の最高の思い出になった。
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「黄昏の海へ。」
小豆島の自然舎を手伝うコージくんのシルエット。小豆島一周の旅の2日目のキャンプ地目前。風は吹いているが、穏やかな海面に入り日が映り、黄昏時に変わっていった。
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秋には、こんな気持ちになるんですよ。それだけ。冬にかけて日照時間も短くなって、ランチのあとはあっという間。写真は小豆島取材のひとコマ。この取材で僕は自分の結界のひとつを越えることができました。
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「オン・ザ・ウェーブ・アゲイン」
大きなうねりに浮かび上がったダブル艇。NCKの村田さんたち。船を並べてうねりのなかを進む。ソロとは違う喜びがある。
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何かの映画で「on the road,again!」って台詞がありました。偶然乗り合わせた男同士のドタバタ珍道中だったと思いますが、ラストの別れ際でこの台詞を投げかけます。訳では「また、旅をしようぜ」でした。そんな気持ちで、カヤック仲間と別れる時はこんな感じかなって。写真は、伊豆〜大島〜房総のコマンドー新年会から。
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「ブリング・イット・バック」
太地の梶取崎で見送る「ペンションゆう」の久世さんとお友達とボーダー・コリー。久世さんの甥であるソルティーズ山本が海上から手を振る。
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アイルランド文化(ゲーリック)復興運動のスローガンに使われた言葉。3・11の地震と津波による被害を受けた東北地方を中心とする地域は僕らにとって宝物だった。その海(水辺のみならず地域の暮らしを含めた海)を取り戻そう。「海は恐い」という気持ちも払拭したい。カヤックや漁船の浮かぶ海を取り戻そう。そして、キャンセル続きの現状から、カヤックをしにくる人を取り戻そう!
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「3ストロークス・トゥ・ヘブン」
島根半島の一角にある入江にある素敵な浜へ向かう。上野&柴田両氏。
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僕たりは知っている。カヤックに乗ってちょっとパドルを漕げば、もう楽園にいることを。トム・ウェイツのアルバムのなかでも最も好きな「クロージング・タイム」から「リトル・トリップ・トゥ・ヘブン」をもじっちゃった。
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「崖の中からこんにちは。」
但馬海道も崖やら穴やらのあふれる魅力たっぷりな海岸でした。穴の中にいるのは、やまもっちゃん、亮介くん、グッチ。
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もう、はっきりいって、編集作業の中でもっとも難産なのが、表紙の言葉。たまにはあやふななものもあります。
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「ハラ、減ってもいいですか。」
冬の東伊豆・城ヶ島の吊り橋の前で。
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漕ぎながら腹がへってくるのを感じると、ちょっといい気持ちだよね。
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「春風ナビゲーション。」
外房・勝浦灯台の前を過ぎるキング大久保。
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アイドルのデビュー曲みたいかな……とも思いましたが、最後の最後でピンときました。もう土壇場なので。でも、レアリテの原稿よりは先でした。春の風に蜘蛛が糸を伸ばして、自分の世界を拡げるために飛んでいく。僕もそんな旅がしてみたいです。
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「燃えろ、夏の大三角筋」
伊豆大島・三原山をバックに山モッちゃん。
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「もしもし、海の上にいます。」
粟島へ横断中の面々。
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携帯電話の携帯が義務づけられていますが、電話がかかってきたとき、カヤックを漕いでいると、ちょっと優越感を感じるのは僕だけではないと思います。逆に相手が海の上だと悔しくなります。よね?
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風には勝てないカヤックの旅ですが、風向きや技量によって、その風を利用したり、避けたりして、遊ぶこともできる。風だって海の顔のひとつ。うまく付き合って遊びたい。
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「幸せはここにありました。」
嶋崎亮介くんが、この旅の相棒。写っている島は由利島。
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島から島へ、瀬戸内海の沖に浮かぶ離島を漕ぎつないで旅をする。家財道具で重くなったカヤックをおともに。ひとパドル毎に幸せを実感しました。
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「漕ぐのは、アンタだ。」
ジャンボリー開催にあたって、柴田さんが言った言葉。
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詳しくは読者ページ参照。結局、カヤックというのは道具であって、それを動かすのはそれに乗った本人だけなんだということ。参加してもいいですかという問いには、こう答えるしかない。
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「だから、漕ぎだそう!」
もうそろそろいいかな……って。
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「シークレット・ガーデン。」
カヤッカーだけが知っている秘密の場所。パドルを持つものだけがそこにいける。
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昔そういうアイルランド×ノルウェーの2人組バンドがありました。ケルティック・ウーマンがコピーして有名になったYou rais me upは彼らの曲です。荒川静香さんがトリノでエキシビジョンの曲に使いましたね。奄美のこの洞窟はそんな雰囲気でした。
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「お父さん、温泉行くの?」
ナグラッチの娘の言葉。
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そうです。お父さんは、いつも温泉に行きます。漕いだあとの温泉がまたたまらないんです。行く先々に温泉があるんです。お父さんの仕事は遊びです。
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「頭を漕ぎほぐせ。」
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むしゃくしゃしたら、海に出ればいいさ。 |
野川哲也 |
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「ラーメンどこでもできるよ。」
柴田隊長は、かく語りき。
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どこに上がろうか、何を食べようか……、
気楽なランチも実力次第。
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野川哲也
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「ティス・イズ・ユア・パラダイス。」
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取材中から、「おまえもカマボコにしてやろうか!」に決めていたのに、サブタイトルに使ってしまったので、こうしました。
本文で触れている「The Clash / Straight to Hell」の続く歌詞です。
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加藤康一
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「漕ぎ続けたい衝動が。」
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旅をしていると、終わりたくない時、漕ぐ手を止めたくない時って、あるよね。
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野川哲也
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「五十にしてワクワク。」
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本誌もいつのまにやら50号。通算51冊。お便りには、「遅ればせながらカヤックを始めました……」なんて50代、60代からのお便りも多い。四十にして不惑……孔子はそういったが、僕らカヤッカーの旅する気持ちは……。
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野川哲也
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「心が躍る針路。」
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根拠も確信もないけれど、向かいたい方向がある。なんかそういうディレクション。
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野川哲也
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「うねり、足りてる?」
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内海ばかり漕いでいたら「うねり」が恋しくなりせんか?
それにしても、どうして漢字がないんだろう?
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野川哲也
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「海の明け暮れ。」
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そんな生活=旅に生きることができたら……。
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野川哲也
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「旅は道連れ、風まかせ。」
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結局風次第だったりして。
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野川哲也
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「どうあっても、海なんでしょ?」
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そんなことを姪に言われました。
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野川哲也
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「いつも海を漕いでいますね。」
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そんなことを姪に言われました。
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野川哲也
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「そうだ、オレたち漕げるんだ。」
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フェリーで帰るつもりが、値段交渉が上手くいかず、自分たちの力を思い出しました。
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野川哲也
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「今、旅を感じています。」
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彼がそういいました。
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野川哲也
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「街さ、漕ぐべ。」
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「オラ、街さ漕ぐだ。」にしたかったけど、写真のスペースとの兼ね合いで。
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野川哲也
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「競わない冒険。」
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競争が成り立つのはゲームだけ。それは第三者が判定できる明確なルールと、同じ「管理された土俵」が必要になる。
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野川哲也
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「俺たちは座って漕ぐ。」
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当たり前ですが。
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野川哲也
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「地球がちっぽけだなんて誰が言った?」
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アリューシャンの写真を見たら、そんな気がしました。
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野川哲也
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「行き先は、自分で決める。」
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そうだろう?
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野川哲也
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「やっぱり楽しいね。」
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何年やっていても、どれだけ漕いでも、またそう思ってしまう。
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野川哲也
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「漕げば楽園。」
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『HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』 ♪BELINDA CARLISLE
天国は地上にある。
僕たちは知っている……たぶん。
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野川哲也
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「さあ、オレの出番。」
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フェリーにカヤックを載せてきて、カートを曵いてコロコロと出てくると、いよいよ漕がなくちゃって、気がします。
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野川哲也
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「キープ・ムービン。」
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最初は「都会じゃ、さらし者」ってしたんですが、ちょと乱暴すぎるかなと思い、『マッドマックス』の台詞から。
撮影はナグラッチ。
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名倉徹
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「漕いでいいんだよ。」
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だよね?
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野川哲也
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「海に何があるのか?」
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何があるんだろうね?
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野川哲也
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「海ばかり漕いでいる」
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そんなふうに生きたいよね。 |
野川哲也 |
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「ざっくり漕ごうぜ!」
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そんなときにはゆらゆらと。 |
野川哲也 |
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「旅は、終わらない。」
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本文中に出てきた曲から。 |
野川哲也 |
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「夏至の日は海で。」
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隊長がそうつぶやいた。 |
野川哲也 |
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「全速前進宣言。」
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ま、なんとなく……。
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野川哲也 |
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「答えは壁のなか。」
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穴を見つけたら、入っていけばわかる……かも。
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野川哲也 |
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「パドルセッションしよう。」
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舳先を並べて漕いでみると分かることがある。
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野川哲也 |
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「まだ知らない世界へ。」 |
一生漕いでも、漕ぎきれない海がある。 |
野川哲也 |
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「持続可能な無駄。」 |
パドルが描くインフィニティ。
どこまでも続く海の旅。
いつまでも続けられますように。
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奥山英史 |
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「ゴー・ザ・ディスタンス。」 |
今号は特に多くのカヤッカーに助けてもらいました。
距離を行け!……というイメージを重ねましたが、
「やり遂げろ」という意味があります。
すべてのカヤッカーにみんなありがとう。
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柴田丈広 |
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「今年こそ遠征だ!」 |
巻頭記事の本文からいただいて。
今年こそ漕ぎたいなあ。
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旅ねしあ |
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「遠くまで来ちゃった。」 |
人が撮った写真に合った言葉を入れるのって、大喜利みたい。
岩本くんが撮った写真を見て、そんなふうに思いました。旅の途中でふとそんなふうに感じることあるよね。
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岩本和晃 |
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「舳先のあう友と。」 |
久しぶりに会っても違和感なく艇を並べられる仲間。まるで、地球を半周して集まってきた鯨たちみたいに。 |
野川哲也 |
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「旅人のお仕事。」 |
外から来た身だからこそ出来ることってあると思うんだ。 |
野川哲也 |
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「うねる、うねれば,うねる時。」 |
自分の気持ちが海のように躍動する。そのとき「うねる」は自動詞になる。 |
野川哲也 |